
母は、10年ほど前から、片付けを始めていたようで、
エンディングノートまで用意していました。
そんな母のことを、さすがだな、きちんとした親でよかったなと思ったものです。
もともと几帳面な性格で、結婚当初から1日も欠かさず家計簿をつけ、
1円でも合わないと大騒ぎだった母。
ですが実際に片付けてみると、同じような服や本、いつ買ったかわからないものが次々と出てきました。
「いったいどこにこんなにあったのか」と驚くほどの量です。
くだんのエンディングノートも、未だ見つかっていません。
どこにあるのか、書いたことさえも本人は覚えていないのです。
ちゃんと準備していても、生活の中であっさり行方不明になる。
それが現実なのだと悟りました。