
保育園に預けるようになって、
ほんの少しだけ、自分の時間ができました。
でも、その時間は本当にあっという間。
お迎えまでに、
ご飯の準備もしておきたい。
洗濯もしたい。
できれば少し片付けもしておきたい。
そして、その限られた時間の中で、
私は仕事もしていました。
子どもたちが帰ってきたら、
また一気に慌ただしくなる。
だから、
「今のうちにこれを終わらせよう」
「この時間でここまで進めよう」
そんなふうに、
頭の中はいつもフル回転でした。
公園に寄って帰ろうかな。
今日は機嫌どうかな。
夜ご飯は食べてくれるかな。
育児のことを考えながら、
仕事のことも考えていた毎日。
でも不思議と、
私はその時間が嫌いじゃありませんでした。
もちろん大変でした。
時間なんて全然足りないし、
思うように進まないことばかり。
それでも、
少しずつ仕事を続けていくことで、
“母親だけじゃない自分”を感じられていた気がします。
あの頃の私は、
毎日必死だったからこそ、
自然と集中力やスピード感も身についていました。
短い時間で考えて、
短い時間で動く。
効率よく。
きっと、
あの経験が今の仕事にもつながっているんだと思います。
母になったからって、
全部を諦めたくなかった。
子どもたちも大切。
でも、自分自身の人生も、
ちゃんと大切にしたかった。
だから私は、
少しずつでも、
自分のペースで仕事を続けてきました。
あの頃は余裕なんてなかったけれど、
今振り返ると、
“自分らしく生きたい”と、
必死にもがいていた時間だったのかもしれません。