育児と仕事って大変だけど、
両方あるからこそ、バランスが取れていたのかもしれない。
双子が生まれた頃、私は専業主婦でした。
“普通の専業主婦”だったのかは、今でもよくわからないけれど、
双子と、もう一人。3人の子育ては、とにかく毎日が必死でした。
寝かしつけ、お風呂、洗濯、ごはん作り。
気づけば一日が終わっていて、ひとときも子育てから離れる時間なんてありませんでした。
「自分の仕事」なんて考える余裕も、ほとんどなかったと思います。
でも心のどこかでは、ずっと思っていました。
“このままでいいのかな”って。
そんな毎日の中で、少しだけデザインの仕事を始めたのが、私の仕事の始まりでした。

子どもたちが1歳くらいの頃。
家にあったiMacを使って、在宅でほんの少しだけ仕事をしていました。
もちろん、双子なので思うようにはいきません。
昼間パソコンを触れる時間なんて、ほんの少し。
待ってもらうことも多くて、泣かせてしまうこともありました。
だから、昼間はできるだけ思い切り一緒に遊びました。

夜ぐっすり眠ってほしくて、公園へ行って、いっぱい体を動かして。
子どもたちが寝たあと、ようやく自分の時間でした。
でも、一緒に寝てしまうこともしょっちゅう。
目が覚めた時、朝なのか夜なのかわからないまま、
またパソコンを開いて作業していたこともありました。
そんな毎日だったけれど、不思議と嫌ではなくて。
むしろ少しずつ、“自分の仕事”ができることが楽しかったんです。