
子どもが寝ている間に、ほんの少しだけできる仕事。
それが当時の私には、すごく楽しかったんです。
時間の感覚なんて、もうなくなっていて。
寝られる時に少し休んで、またパソコンを開いて。
でも、集中して取れる時間なんて思うようにはいきませんでした。
どこかで仕事を優先してしまう時もあって、
「もう少し長く寝てくれないかな…」なんて思ってしまうこともありました。
まだ保育園に入れるには早い気もしていたし、 周りからもかわいそうとか言われて・・・
双子を預けるとなると、働いている証明も必要でした。
もちろん保育料もかかります。
その頃の私は、そこまで稼げる自信なんて、まだありませんでした。
何社か面接にも行ってみました。
でも、「双子って大変だよね」 「熱を出したら休むことになるよね」
そんなふうに言われることが多くて。

きっと相手からしたら普通のことだったのかもしれないけれど、
当時の私には、その言葉が少し苦しかった。
実際、ひとりが熱を出して治った頃に、もうひとりが熱を出す。
そんな毎日でした。 だから、自分でもどこかでわかっていたんです。
“外で働くのは難しいかもしれない”って。
でもその一方で、
「このままずっと、家にこもって育児だけをしていくのかな」
そんな焦りも、ずっとありました。
でも、あの頃の私は、 “育児だけじゃない自分”を探していたんだと思います。
子どもたちはもちろん大切。 でも、自分自身もちゃんと頑張りたかった。
だから私は、少しずつでも仕事を続けたかったんです。