
卒業後、さてどこに就職したものか。
まだネットもないので、当然情報は友人知人学校のつて頼り。
最初に行ったデザイン事務所は、門前払いに近い状態でした。
結局、なかなか決まらないまま
叔母の紹介でIT系の企業(当時は情報処理会社という呼び名でした)を受けました。
面談で
「なぜこの会社を選びましたか」と聞かれて、
「コンピューターグラフィックに興味がある」
と言ったと思います。
当時は(なんとかグラフィックとコンピューターを結びつけないと!)
と、捻り出した回答でしたが、
今、まさにそのような仕事をしてるなんて、
わからないもんですね。
睡魔との戦い
とりあえず採用はされたのですが、この会社では、専門学校卒の人がガンガン活躍し、畑違いの美大から来た私は、その補佐という立ち位置。
私が配属されたのは、COBOLプログラミング担当の部署でした。
まず、今はIT企業じゃなくても各自のデスクに一人一台、
当たり前のようにあるPC(パーソナルコンピュータ)がありません。
コンピューターはコンピュータ室に置かれています。
しかもフロア半分を占めるサイズです。
ここから、各フロアに置かれた端末やキーボードと繋がっています。
画面も、何の面白みもないグリーン一色です。
この画面がまたものすごく眠気をさそうのです。

眠気を誘うといえば、机上デバッグも最悪でした。
プリントアウトしたプログラムを、目で追ってデバッグするのです。
飲み遊んでいた翌日など、眠くならないはずがありません。
仲の良かった同僚は、ロングヘアで思考してるふりをして居眠りする技を身につけてましたが、あいにく私はショートヘアだったので、それもかないませんでした。